記憶のメカニズムとは?
記憶には頭で覚える陳述的記憶と、体で覚える手続き記憶の2種類に分けられます。
陳述的記憶は難しい漢字や、数学の公式や歴史の年号などを覚えたりする時に用いられますが、この記憶は1度覚えても結構忘れてしまいます。手続き記憶は、乗り物の乗り方や泳ぎ方などを覚える時に用いられる記憶です。手続き記憶は1度しっかり覚えれば、なかなか忘れることはありません。この2種類の記憶は共通して脳を使って記憶されます。手続き記憶は脳の奥にある大脳基底核と、小脳の働きにより記憶されます。大脳基底核は脳が体の筋肉を動かしたり止めたりといった動きを、小脳は筋肉の動きを細かく調整しスムーズに動かす役割を果たします。このように体で覚えた手続き記憶は脳に刻み込まれ、いつまでも忘れることがないのです。海馬は記憶する上で人間が人間らしくいるために非常に重要な器官です。例えばアルツハイマー型認知症になるとこの海馬が一番最初にダメージを受けて記憶障害を起こすと言われています。海馬は、形や匂い、音といった様々な情報をまとめることによって、物事を記憶する役割を果たします。私たちの脳の中で新しい記憶は海馬に取り込まれ、その中の必要なものや印象的なものだけが残り、古い記憶として大脳皮質に取り込まれます。
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